そらからふってきたものとか Annex

Annex of Fell from Heaven

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ベストガイ BEST GUY やっと見られた。後悔はしていない。今は反省している

   

※2012/12/12に初投稿された記事に加筆修正を加えています。

※ネタバレあります。

ずっと見れていなかった織田裕二主演映画「ベストガイ」をやっと見られた。
これ、全国のTSUTAYAでも貸し出し在庫がある店舗はほとんどない(2012年末時点)、
見るのが難しい作品。

1990年公開作なので、いわば二十年越しの夢がかなったというわけだ。

【あらすじ】
北海道の空自を舞台に、トップガンの上をゆく名誉称号ベストガイ
得るために競い合う二人の若者、ゴクウ(織田裕二)とイマジン(長森雅人)。

そして、ゴクウの兄を見殺しにしてしまったという自責の念に
駆られる過去を持つ先輩教官ゾンビ(古尾谷雅人)。

あと、上官とか整備士とかTVディレクターとかロックシンガー(活躍しない)とか、
その他の人々を描く青春群像劇、というと聞こえはいいんだけど。

ま、基本トップガンのぱくりです。

ぱくりっていう割に、本作の音楽の力不足感がハンパないけどね。

昔から東映はこういうのよくやってて、
スターウォーズがはやったときには

惑星大戦争なんてのを作っちゃうし、

まあ、ネットのない、雑誌と劇場予告、TVCMが情報源の時代は
情報の操作もしやすくて、そのメディアが面白そうに伝えれば
結構、みんな見にいってしまう時代でした。

結構大人になっていれば、そこは読めていて
騙される気まんまんで見に行っては、
やっぱり騙された!! 
とか笑いながら思ったりしたものです。

著作権とかそういう考えはあまりなくって、『二番煎じで金儲け』という、
どろくせえっつうか、おおらかだったというような時代でもあったのですよ。

とはいえ、本作。
空自は本気で協力してるし、イーグルの発進シークエンスの
映像とかはかなりかっこいい。

空中戦のCGだかアニメだかのシーンは今となっては
さすがにしょぼいけど、当時の目線でみればなかなかなんじゃない?
それほど酷くもないような…と思ってたら、
画面に織田裕二が登場。

第一声で笑った。発声がまるで出来てない。
そういえば、むかし織田裕二ってたたかれてたよなあ。

そして、脚本的には自衛隊なめすぎだ。そんな甘いもんじゃないだろうがっ!!

織田裕二の発声はすぐ慣れたが脚本は慣れない、というか見るだに違和感がますばかり。

どうやら、撮りたいシーンだけがまずあって、
それを繋げていったみたいな作りのようだけど、
流れがちぐはぐで、見ていてしょちゅうハテナマークが点滅する。

織田裕二にいたっては、女とやりたいだけで、日本列島にしひがしですよ。

見終わって、後悔はしていないが、反省しました。
夢は夢のままで終わらせておけばよかった。

あ、古尾谷雅人さんや、
立花のおやっさんこと小林昭二さんの元気な姿もおがめるよ。

小林昭二さんなんか、

ガメラ2につながる設定じゃね?
ま、仙台じゃないけど。

あと、織田裕二と財前直見という「お金がない」ファン(いるのか?w)
にはたまらないカップリングにも注目!!

※2015/7/8追記
「トップガン」続編はドローン戦 トム・クルーズの役柄にも重要な役割
現在、本家、「トップガン」の続編が作られているご様子。
主役じゃないけど、トム・クルーズも出るらしい。
制作プロダクションのデビッド・エリソン氏は「ターミネーター:新起動 ジェニシス」の
プロデューサーもしているそうで、ガセじゃなさそう。

「ベストガイ2」のためにも織田裕二もアップを始めて欲しいところ。

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